オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

歩きが、あなたを変えます!

先日行われました


『柔らかい歩きのためのワークショップ 歩きのメカニズム ~動きの解剖学的考察から~』


ですけれど、10名の方からお申し込みをいただき、うち1名は当日の体調不良で欠席となり、9名の方に受講していただきました。



6名は現在のクラス生。(このうちの1名が当日体調不良)
1名は元クラス生(忙しさなどから半年程お休みが続いている)。
2名は以前にワークショップに参加して下さった方。
1名は整体の学校で知り合った仲間



とまぁ、まるっきりの新規の方はいらっしゃらなかったんですけど、普段のクラスに通ってきている人たちが、こんなにも大勢参加してくれたことには、びっくり!!させられました。
まったくもって強要なんかしませんからね。(強要出来るような気の強さがないんです。。。)


オーガニックマイムクラス生はみんな熱心で素晴らしいですね。

それに加え、普段はクラスに参加できない受講経験者が、こうしてまた参加してくれましたことも、ほんとに嬉しい限りです。




さて、当日の模様です。


歩きのメカニズムを骨格模型や図、写真を通して、また私JIDAIの腕での代替実演などを通して知っていただきました。


また、ご自分の骨や筋肉や腱に触れることで、目を通して知ったことを、体感していただきました。
特に腸腰筋ハムストリングスをメインに。
腸腰筋に触れるなんてこと、普段では絶対にあり得ませんけど、実感するのは楽しく、大事な経験ですね。)



そして身体の(動きの)感度を上げるための、いくつかの簡単なエクササイズを行いました。
(このあたりは、フェルデンクライスメソッド的な感じかもしれませんね。)




今回のレッスンはいわゆるウォーキング教室のように、キレイな歩き方の習得が目的ではありませんけれど、最初と最後にそれぞれの歩く姿をビデオ撮影してみました。


もちろん、レッスン後の歩きも、できるだけ自然に歩いてもらいました。


習ったことの復習を意識した歩きでは、教室を一歩出た途端に、普段の歩き方に戻ってしまうにもかかわらず、その場だけすごく良い結果が出るような、詐欺まがいなものになりかねませんものね。


その日の夜、お一人お一人にその動画と私からのコメントを送らせていただいたんですけど、皆さんどの方にも、共通して大きく現れた変化がありました。それは・・・



推進力のある歩きに。(大股というのではありませんよ。よどみの無い歩きといえばいいでしょうか?)


背骨全体に動きが出てきて肩甲骨の力みもとれてきたおかげだと思うんですけど、腕の振りが自然に。上手に脱力出来ている感じですね。
 


この2点が現れたことは、非常に大きな意味を持っています。


今回のワークショップはあくまで「柔らかい動きのために」ということでした。


その今回の普通の歩きを通して分かりましたことは、


柔らかく動こうとせずとも、正しいメカニズムにのっとった動きは自然に柔らかくなるということ。
プラス、パワー(歩きならば前方への推進力)がアップするという効果まで出てしまう。



さらに、受講生のおひとりから、こんなコメントをメールでいただきました。



体内にエネルギーが満ち溢れ、自分の精神状態そのものが変化したように思いました。
歩くパワーも凄いので、移動しながら見る外の世界が、まるっきり違うものに感じら
れました。
やはり、動きは体の中から、しかも全身を使って作っていくものなんだなあと、再確
認しました。



素晴らしい認識力ですね。


そうなんです。歩きは単に見かけの動きだけの問題ではないんです。



そうそう、私のレッスンを初受講してくれた整体学校の仲間は、最後まで参加を迷っていたみたいだったんです。
そうですよね、私は「歩き」の権威でもなければ有名人でもないですものね。
不安になりますよね。当然です。


けれど、終了後はとても勉強になったと気に入ってくれたようで、しかもその方は踊りをされているので、このような身体への意識の仕方に、とても興味を持ってくれました。


ワークショップ終了後には熱い質問攻めにあい、さらにメールでも熱い質問攻めで、私はとっても嬉しく感じています。



来年から『オーガニック!!ムーブメント&整体』ということでパーソナル・レッスンを本格的に開始していこうと思っています。
といいますのは、やはり個人個人にあった最適なレッスンを提案したいなぁと思うからです。
オーダーメードは一見贅沢かもしれませんけど、結果的にはお得だと思うんです。


JIDAI見た目の形を教えるのではなく、動きを生み出す根本、感覚の向上を信条としていますから、よりなおさらのこと、ひとりひとりと丁寧に向き合いたいなぁと思うんです。



まぁ、それは置いておきまして、歩きというものを、見た目のキレイさだけでなく、もっと根本的なあらゆる動きの土台になる重要なものだということを、どんどん伝えていければなと思っています。


次回また開催することがあれば、さらに内容に磨きをかけて臨みたいですね。


ただ、今回の参加者からは、このような細かなアプローチを、歩き方以外でもして欲しいという声が上がっているものですから、歩きのことを次に取り上げるのはいつになるか・・・


ということで、歩きのワークショップに参加してみたいと思って下さる方は、ぜひJIDAIまでメールで連絡を下さいませ。
    ↓     ↓
   jidai@ever.ocn.ne.jp

いつ頃がいいとか、曜日や時間帯など、あるいは何かチームやサークルなどで、こっちに来い!というのでも構いませんので。
ぜひ。