オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

心と体の平和を

だんなさんの転勤でシンガポールに行ってしまったんですけど、それまでの2年間、真摯な姿勢でマイムを続けてくれた女性。


どうしてマイムをやり始めてくれたのか?
人前でマイムをやりたいという気持ちは全く無かった、ということは確かなんですけどね。


お人柄のよく表れた言葉です。
ありがとうございます。
慣れない土地で、いろいろ大変なことも多いと思いますけれど、
また一緒にやっていける日を楽しみにしています。


マイムから心と体の平和を。


~~~クラスの感想~~~


1,健康のこと


JIDAIさんのレッスンは,通い出した当初はよく飲み込めなかった.
いろんな動きをレッスンでやってみるのだけれども,それができているのかいないのかも,自分にはわからない(もちろん,できてなかったわけですが・・・).


JIDAIさんは,とても丁寧に教えてくださるのだけれど,勘の悪い私は,やっぱりなんでこんな不可思議な動きをするのかなあ?という風に,形を真似るのに必死だった.


ただ,「わかるまで続ける価値がある」と直感していたので,頭の中はいつも「???」のままだったけれど,焦らず通っていた.




1年くらい経つと,なんとなく,体の方がレッスンの内容をつかみはじめてきた.
自然と動きがよくなってきたし,体を動かすことが気持ちよく,楽しくなってきた.


一番おもしろかったのは,そうやって自然に動く体の方から,今まで自分になかったような感情,キャラクターや世界観みたいなものを,自分の中に作っていくことだった.


とてもストイックに体を動かす「JIDAIクラス」や,1日ワークショップに時々参加することで,自分の体の筋肉の動きなどにも,少しずつ意識が向かうようになっていった.




真呼吸クラスの最後にやる,呼吸を使ったエモーショナルトレーニングは,とても自由で穏やかな気持ちになれる.
体を順繰りにほぐした最後に,心がほぐれていくのがよくわかる.


しかも,宗教みたいな胡散臭い方法じゃなく,あくまでストレッチで自分の体の部位を解放していき,自分の感覚を目覚めさせていく感じだ.


この時,頭や心が空っぽになっているはずなのに,日常生活や仕事などに関する良いアイデアが突然湧いてくることがあった.


また,この感覚をつかんでいることによって,仕事上でストレスがあっても,気持ちの上ではとてもリラックスして流せるようになった.
体を柔らかくすることによって,頭や心を柔軟にすることを学んだ.




私は10代の時に背骨の病気をしており,今でも,カイロプラクティックの先生に定期的に診ていただいている.


マイムを始めたいと相談したとき,はじめは厳しい顔をされ「太極拳の方がいいよ」などと言われたが,JIDAIさんのレッスンを始めてから,体の調子が少しずつよくなっていくのを感じた.


具体的にどこがというわけではないけれど,体を動かすのが楽になったし,何より,自分の体の状態が何となく自分でわかるようになった.
また,体の硬いところは,ストレッチなどであるていどほぐせるようになった.




マイムを始めて1年半くらい経ち,JIDAIさんのクラス発表会に出た際は,仕事との両立のために早朝や深夜の練習をし,睡眠時間も短かった.


本番後はかなり疲れていたが,カイロの先生に診てもらうと,
「少し疲れているみたいだけど,体はとてもいい状態になってきたね」
と言われた.
パントマイムは,動かしながら自分の体をよりよくしていけると確信した.