オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

トレーニング見直しませんか?

トレーナー(パーソナル・トレーナー)の勉強をしていて、
とても不思議に思ったことがたくさんあるんです。

ちなみに私の持っている資格はNSCA-CPT というもので、
アメリカに本部があり52カ国で展開されていまして、
日本国内では2850名(2010年)います。
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学校に通って勉強していたんですけど、いろいろなトレーニングを体験しました。
バランスボール、ウエイトトレーニング(マシンを使ったレジスタンス)、自重でのレジスタンストレーニング、クイックリフト系、パートナーストレッチ、ラダートレーニング、反射神経を鍛えるようなもの、サーキットトレーニング・・・など

これらの中で単純筋力に関するものは、私にはどうしようもないといいましょうか、
同期のメンバーと比較しても、明らかに劣っていました。

けれど、バランス、反射、ラダー、(クイック系やレジスタンスにかかわる)動作スキルなどに関しましては、ほぼトップでした。
(年齢的にもトップクラスでしたけど・・・そうそう、心肺機能は私は特別高くないと思います。)



で、何を一番不思議に思ったか?と言いますと、


どうして、こんなにいろいろな訓練をするんだろう???


ということなんです。




トレーナーになるのだから、いろいろと知っていなければならないということ、それは置いておきまして、
レーニングを受ける選手の側に立ちますと、
こんなに1つ1つの能力に対して、それぞれ個別の訓練をしていったのでは、
時間も労力も大変だろうなぁ、ということなんです。

しかもこれ、各種スポーツそれぞれの分野に特有の専門技術ではなく、
基礎トレーニングみたいなものですから、なおさらそう感じてしまいます。



私は自分自身のことを考えますと、
年齢的にトップクラスだったにもかかわらず、様々な能力でほぼトップであったわけですけど、
それは全て、
マイムの練習をしてきたからという確信があるものですから、
こんなに個別にトレーニングする必要が本当にあるのかなぁ?
と思ってしまうんです。



正直なところ、トレーナーになりたいという若い人たち、当然ある程度の運動経験者であるわけですから、
「えっ!? こんなものなの???」
という驚きがありました。
自慢というよりも、私がやってきたマイムの訓練は、間違っていないし、
自分が思っていた以上に、マイムはいろいろな能力が自然に身につけられるんだと思ったんです。
(何せ、ほぼどのトレーニングも初めて経験するものばかりでしから。)


もちろん、もっと高いレベルでのことは何とも言えませんけれど、
少なくともかなりの段階までは、レーニング界では当然と思われているようなものを見直してもいいのではないかと思うんです。
もちろん、私としましてそれは、
いま多くの人に届けたいと思っている<オーガニック!!レーニング>になるわけです。
特に「動作スキル」系トレーニングです。


このトレーニングのどこがどうなのか?どうにも上手く説明出来ずもどかしいのですが、
先日こんなことがありました。



田園調布長田整形外科に腰を痛めて通われ始めたという、法政大学時代にアメリカンフットボールをやっていた方が、「動作スキル」系トレーニングを体験して下さったんです。
(オープンサンクスデーという田園調布長田整形外科の様々な健康プログラムの無料体験会がありまして、そこで声をかけ半ば強引に体験していただいたんです。)

そうしましたら、さすが厳しいスポーツをされてきた方だけあって、
従来のトレーニングとの違いに目を白黒といいますか、こんなトレーニングがあるのかと考え込むような様子もあり、しかも腰に負担が来ないだけでなく、
「これを続けていったら、体の動きが全く変わってきますよね。このまま体を動かしたくなる。」
と言って、ピッチングをし始めるなど(どうも最近は野球をされているような。)非常に興味を持っていただけたんです。

終了後には、このトレーニング(トレーニングという言葉に違和感がるようでしたが)を、プロのアスリートに届けたいですねとの言葉をいただき、かなり長い時間お話させていただきました。


<オーガニック !!レーニング>の宣伝のために、こんな話をしているということではあるんですけど、身体が変わるというよりも、動きが変わるというのは、新しい世界に行くようなものだと思います。

新しい世界を覗いてみていただけたらと思います。


マイムから心と身体の平和を。