オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

腰に力を入れてはいけない!?

「腰の力が足りない」と言われたことはありますか?


言われたことがないにしましても、
腰に力が入らないとどうにもならないという感じは、
どなたもお持ちだと思うんです。


で、これ、確かにそうなんですけど、
だからといって腰に力を入れることをしてしまっては良くないんです。



腰はふんわりしている方がいいんです。



と、言いますと、
「・・・?」となる方は多いと思います。



立っている時、座っている時の姿勢にしましても、
歩く時、走る時のフォームにしましても、
大抵、「腰を伸ばしましょう」と言われますよね?



どうです?これ疲れません?
「ああ、ちゃんとした姿勢って大変だなぁ。。。」ってなると思うんです。


ところが、以前お話しました


このような方法を取りますと、腰を伸ばすという意識はなく、真っすぐになります。
つまり、楽なんです。腰の感覚が無いような感じになるんです。


これは歩く時でも同じでして、このままの感じで歩けますと、それこそ体が無い感じ。
ただただ、歩いている。
自分の力で歩こうというのではなく、勝手に歩けている。


先日の「JIDAIメソッドTBC」では、歩き方のレッスンも取り入れることで、
よりこの感覚を強く持っていただきました。

(「何も無い感覚を強く持つ」って、言葉にしますと、何だか変ですね笑)



この「腰がふんわり」していることをベースにして、
例えば、お辞儀をしたとしますと、とても綺麗なお辞儀になるんですよ。
同じように、スポーツでも踊りでも、腰を落とした姿勢などで、
つい腰に力が入ってしまうような時に、腰のふんわりを大事にしますと、
とても良い動きが出来るようになるんです。


もちろん、そのために必要な筋力というのはありまして、
その筋力が足りませんと、どうしても腰の力に頼らざるを得なくなってしまい、
結果、腰を痛める原因になったり、
そうでなくても、動きの悪さ、見た目の悪さに繋がってしまうんです。


ただ、この場合の筋力が足りないといいますのは、一般的には足りないというよりは、
その筋肉の使い方を目覚めさせてあげられるかどうか?といった感じだと思います。


腰の力が足りないというのは、腰に負荷が集中し過ぎているということで、
他が負担すべきものまで請け負っているわけなので、
一見腰の力が足りないように見えるということなんです。


ということは、腰の力が足りないのかな?で、腰の筋肉を鍛えようという時、
腰に負荷が掛かりそうな動き(筋トレでも)を、腰の力を使わずにやってみよう、
というのがいいわけです。


そうしますと、動きにもよりますけれど、
股関節の使い方の大切さに目が行くようになったり、
お腹の力の使い方もわかってくるようになるんです。


で、実は、これが股関節の柔らかさの重要性だったり、
お腹の力の重要性だったりするんですね。
単に股関節をストレッチしたり、腹筋類を筋トレするのでは得られないものだということが、
身にしみて分ると思うんですよ。



腰のふんわり感、大事にしてみて下さいね。




Body,Mind&Spirit 本当の自分の身体は天才だ!




マイムから心と身体の平和を


ホームページ http://jidai9.wix.com/jidai