エンターテイメントは
「生活」に入っていく。
アートは
「生きる」に入っていく。
3、４年前、公演後のアフタートークの際に、
「エンターテイメントと 表現の違いって、何ですか？」
という質問がありました。
質問された方は、
私は面識はありませんでしたけれど、
エンターテイメント業界で活動されている
パフォーマーの方のようでした。
表現との違い…とのことでしたけれど、
アートとの違い
を質問されたのだと思います。
そこで、その答えが
冒頭の言葉なんです。
その当時は、こんな風には答えられませんでしたけど（笑）
エンターテイメントは
「生活を豊かに」するもの。
アートは
「生きるを豊かに」するもの。
ですから、
エンターテイメントは
「日々の嫌なことを忘れさせてくれ」
「自分を顧みないでいさせてくれ」る
必要がある。
一方、
アートは
「日々の何でもないことにも新たな視点をもたらし」
「自分を顧みざるを得ないようにさせ」る
力が必要。
ゆえに、
エンターテイメントは
人を饒舌にさせる。
アートは
人を沈黙させる。
役割の違い。
エンターテイメント風のアート
アートっぽいエンターテイメント
ありますね。
「生活」と「生きる」の違い…
エンターテイメントは「生活」に入っていく。
アートは「生きる」に入っていく。
