オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

閉ざし過ぎていませんか?

私たちは、知らず知らずに
身体を閉ざしています。

日常的に閉ざしているため、
実は、全身にコリが生じているんです。


全体的にコッているので、

気がついていないだけ

だったりします。



どうして、閉ざすのか?


自分を守るためですね。


赤ちゃんは無防備。
だから、ふにゃふにゃ。


閉ざす術を持たなくては、
社会生活がままなりません。


けれど、
閉ざし過ぎてしまいますと、

本来、自分を守るはずが、
自分を壊す力になってしまいます。




遠方から個人レッスンを受けに来て下さった女性、
全身が重く、
背中がガチガチという自覚が。

随分と長いこと、
がっちり守ってこざるを得なかったようです。

で、このままではダメだと
なんとか機会を見つけて足を運んで下さった。


ここで、背中がほぐれるような
エクササイズをしても
長期的な意味は持たない
と思いましたので、
呼吸に焦点を当てることに。



呼吸が変わることで、
かなり楽になったとのこと。

むしろ、

「呼吸だけで、こんなに違うんですね?!」

と驚かれていました。


そして、

ここからが重要なのですが、

呼吸に付随して、
視野が広くなりました。


頭蓋骨や鎖骨のワークも取り入れたことで、
空間に立体感が生まれ、
頭上にも背中側にも
空間を感じられるように。




ただ、
「不安」
とのこと。


この状態で、街中を歩くことは不安だと。


???

この状態だと、
「歩くのが楽です。」
とおっしゃっていたので、
何故???


聞きましたところ、
「無防備」
に感じるとのこと。



…なるほど、それは分かります。


自分を守るために、固めてきたわけですし、
楽だからといえど、誰でも、
全くの無防備でい続けることは出来ません。



そこで、こんな実験を。


まっすぐ立ってもらい、私が横から押します。
動かされないように耐えてもらいます。


普段の感じで立っているときは、
頑張って耐える感じに。

無防備な状態で立っていると…

どうでしょう?

頑張らずに耐えられるんですね。

不思議ですよね。


もちろん、これは今これを読んで下さっているみなさんが
想像する無防備な立ち方ではなく、
手順を踏んだ結果、
無防備と感じられるような立ち方だからではあります。


押されることに耐えるというのは、
肉体的なことですけれど、

心理的なものでも、同じこと。



閉ざして固めて力づくで耐えるのか?


無防備的に、
結果として耐えられるようにするのか?


(無防備的なものは、実は耐えているのではなく、
お腹から足元へと受け流しているのです。)



無理に自分を変える必要はないと思います。


まずは安全だと感じられる環境で、
ちょっと試してみる。

時々、試してみる。

そうやって、
変化を受け入れられるときに、
受け入れられる分だけ。





次回公演

8月3日(金) 21時〜22時
       

『マイミクロスコープ 


〜夜のアートマイム劇場〜』


 


ワークショップ


4月29日
 

『視野と瞑想と身体 散策編

  ※代々木公園〜明治神宮
https://www.facebook.com/events/604601373235885/



5月13日
 

『重心移動と肩甲骨
https://www.facebook.com/events/192706337988195/





5月20日
 

声(音)を身体に響かせる




5月26日
 

『トーラス呼吸〜エネルギーワーク〜





レッスン


Body,Mind&Spirit 

本当の自分の身体は天才だ!







マイムから心と身体の平和を


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