自分は創造主であり、
同時に
反応の奴隷である。
との思いを馳せることができるかどうか？
これだけで、随分と色々なことが楽になると思うのです。
美しい自然、美しい心が
自分と関係なく存在しているわけではなく、
自分が自然の中に美しさを見ている。
心の中に美しさを見ている。
全て、自分が生み出しているんですよね。
同じものを見ても、
美しさを見ない人はいますでしょ？
目に見えるものも、
耳に届くものも、
あらゆる出来事に、
意味はありません。
ある出来事が、１００人が１００人、
嫌なことと感じることでも、
あなたは、ありがたいと感じるかもしれない。
もちろん、逆もあるでしょう。
いずれにしても、
意味は、個人の意識（思考）の中にしかありません。
この世界をどう意味付けるかは、
自分次第。
もちろん、
自分ではどうすることも出来ない
事故のような出来事、
遠いところの出来事、
それは、厳然として起こります。
けれど、意味付けは
自分次第。
意味付けしない世界は、
あなたにとって、存在しない世界。
一方で、
私たちは、知性的な存在ではありません。
あくまで感情的な存在です。
あくまで何かに反応しているだけであり、
その反応とは、基本的に自分の生死の判別です。
太古の昔から、その反応の正誤が
生存のカギだったわけですけれど、
人間は思考が働くために、
肉体の命だけでなく、
精神的な生死に対する反応をするようになっています。
つまり、自分の存在を
肉体だけでなく、心の安定具合で計るわけです。
例えば、自傷行為は、肉体を危険に晒してでも
心の安定を図る行為といえるでしょう。
何かに心が反応するとき、
自分でも意識していない
深い心の部分の安定が優先されます。
無意識の反応です。
どうすることもできません。
それが、全ての出発点になってしまうのです。
嗜好というものを考えれば、
一目瞭然。
何を好きと思い、何に興味を持てないか、
何が嫌と思うか？
自分で決めているわけではなく、
ただ、そうだからです。
さて、ここで
自分は創造主であるというところに戻ると、
この反応に対しての
意味付け、その後の行為は
自分次第となります。
嫌なものでも快く受け取ることができれば、
好きなものでも、執着せず放っておくこともできる。
もちろん、
反応に任せ放しにすることも。
そして、これは
自分だけでなく、他の誰もが同じなわけですから、
そこに必ず交錯が生まれます。
相手が何にどう反応し、
その反応に対して、どういった創造主であるかは
こちらは、何もできません。
相手が、私に対して、何もできないように。
私は、私の反応に対して、
どういった創造主であるかを選択するかだけです。
自分が創造主であると信じられなければ、
反応任せでしょう。
反応に対するあり方が、次の反応を変えていきます。
自分は基本、反応の奴隷。
けれど、
自分は自分の世界の創造主。
このことに思いを馳せることができると、
色々なことが楽になると思うのです。
私にとっても、課題です。
