オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

夜空の下で

この間のJIDAIクラスは、夜の屋外での練習だったのですが、いや~っ、良かったですよ~っ!
外というのは、自然に手足が、身体が伸びやかになりますね。で、しかも夜の暗さがいい感じでして、あまり明かりがない所でしたから、なんだか影みたいな人たちが10人以上、怪しげな動きをしている。はたから見ると、ちょっと(かなり?)恐い光景ですね。

普段の練習で、スタジオのような閉ざされた空間でも、その壁を突き抜けて、遠くまで気持ちを伸ばしてはいますけど、ほんとに広~いグランドで、夜空が広がっていますと、やはり心と身体の奥底から、遠くへ行けますね。なんだか、もう、自分がここにはおらず、あっちへ行ってしまってるような。

あいにくの曇り空でしたけど、そんなことはお構いなく、満天の星空を見て、その星々を余すとこなく、ぜ~ぇんぶ受け止めようと、胸と腕を拡げ、宇宙に向かって叫び(もちろん声は出しませんよ)・・・って、こんなこと書いたら、新しい生徒が来なくなってしまうかしら?

もともとは外でやるはずではなかったんですけど、訳あって、こういうことになったんです。普段の練習通りには出来ませんし、寒さと雨の心配もあり、始めはどうなることかと、私もみんなも心配だったんですよね。
とくに、最初のうちの準備運動的な意味合いが強い動きをしているときは、マイムでもないですし、かといって一般的な準備運動の動きでは、全くもってありませんから、ほとんど新しい宗教でしたね。

でも、終わった時には、私はもちろん、みんなも大満足(のはず)。
この気持ちを忘れず、この身体を忘れず・・・ああ!こうして書いていると、蘇ってきますねぇ。
やっぱり夜空。昼の明るい空とは違うんですよ。昼の空ですと、行った気持ちは行ったきりって感じですけど、夜の空は、行って行って、その先が自分の内側だった、みたいな、そんな感じなんです。
いや~っあ!良かった~ぁ。またやらねばっ!