オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

誰があなたを救ってくれそうですか?

マイム仲間を増やしたいのですけど、どうしても、一部の特別な(変わった)人がやるものって思われてしまうんですよねぇ・・・ふ~ぅ。
仮に身体性に興味を持つような人でも、マイムには「見せる」「見られる」ということが、どうしても付いてまわるために、引いてしまうと思うんです。
同じ「見せる」「見られる」でも、ダンスのような発散型でしたら、気持ち良さそうって、始めたくなるんでしょうけど、パントマイムをしているのを見て、気持ち良さそう!って・・・あり得ません。。。

「見せる」「見られる」ということで、お芝居との比較になりますと、お芝居に興味のある人は、当然お芝居にいってしまいます。きっと身体性に対する関心より、表現そのものに対する関心が高いんだと、思うんです。

JIDAIマイムには身体性だけでなく、瞑想や禅のような精神性があると思ってていまして、実際それを求めて、クラスに参加している人もいるんですけど、一般的には、そのイメージはありませんよね。
いえ、人によっては、身体性より精神性のイメージが強いかもしれませんね。何やら分からないことを、静か~に舞っているような・・・

まあ、いずれにしましても、一般的な「楽しそ~っ!」はありません。せいぜい、コントやお笑いなどの、ちょっと人目を引くテクニック、といったところです。

ところで、マイムと同じような、身体性と精神性を兼ね備えた、元々は一部の怪しそうな人たちのものと、思われていたはずの「ヨガ」が、いつの間にやら、メジャーになってしまい、今や、誰でも彼でも「ヨガ」。しかも、最も縁遠いはずであった若い女性に、大、大人気!

マイムにもそのチャンスはあるんでしょうか?う~ぅん・・・
やはり、「表現」の要素が入ってきますと、厳しいですよね。フィットネススタジオで、ヨガはいいですけど、パントマイムってどうですか?それこそ考えられませんもの。

けれど、そのネックポイントである「表現」の要素こそが、身体性と精神性の質を上げてくれるんです。

「見せる」「見られる」ことによって、より正確な身体操作が必要になり、表現することで、より深く内面を見つめることになるんです。
さらに、呼吸によって、どう身体が変わるか、どう心が変わるか、を見ていき、呼吸を作り、身体を作り、心を作り、となるわけです。

まあ、ひと言で簡単に、しかも大袈裟に言ってしまいますと、JIDAIマイムは、「セルフ整体、且つセルフカウンセラー」なのです。
ぉっ!私自身がそんなに立派か?ですってぇ・・・ふ~んむぅぅ・・・私はJIDAIマイムで鍛えている途中でして・・・

とにもかくにも、人前で実際にパントマイムをやるやらないに、かかわらず、「表現」を特別視することなく、多くの人が自身の為に、取り組めるような、開かれたものにしたいんですよね。

「セルフ整体、且つセルフカウンセラー」。みなさん、自分のことは自分で救いましょ。