オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2006/03/12 Sun ほんとのシフォンケーキよっ!

カフェみたいな所で、用意されているケーキが、シフォンケーキ主体だとしたら、私にとっては要注意です。

先日訪れた、ちょっと高級目(高額目といった方が正しいのですが)の喫茶店。フランスの紅茶専門店の、日本チェーンなんでしょうか?
訳あって、ケーキをテイクアウトしたのですが、案の定でした。

ショーケース内は見るからに、「買ってはいけないオーラ」を持ったケーキたちが、それでも、もったいぶって並んでいまして、シフォン生地でないものは、ミルクレープとチーズケーキくらいでしょうか。
聞けば、苺のショートケーキとモンブランが定番で、紅茶や胡麻のシフォンが人気とか。

ショートケーキも、生地はシフォンですから、かなり迷いましたが、ここは定番をと。モンブランは見るからに、栗なんてほとんど使っていない、ただのクリームの固まりみたいでしたから、やめ、紅茶の専門店ですから紅茶のシフォンにし・・・

は~~~ぁ、なんて酷いケーキなんでしょ。。。
生地はスカスカ、パサパサ。ただ膨張剤で膨らんだだけの、味のない、一見大きな、見た目のボリューム感だけのケーキ。
クリームにしましても、よく言えば、軽い仕上がりにするためなのかもしれませんけど、植物性の比重がやけに高いような気が・・・。

まあそれでも、これが100円ケーキでしたら、「美味しいね~ぇ」って、いただきますけど、この値段設定はちょっとどうかと。

シフォンケーキって、ただ膨れていればいいってものではないはずです。
以前、知人からいただいた手作りのシフォンは、ほんとに素晴らしかった。
膨張剤なんて使わず、卵の力でふんわりとさせているようで、しかも卵白を一旦冷凍させてから、泡立てたとか(うろ覚えなので違ってるかもしれませんけど)。

このシフォンは、実にキメの細かい、柔らかでしっとりとした、軽いながらも味はしっかりとしていて、そして極めつけは、その口当たり。
吸い付くような口当たりが、至福の時へと誘ってくれます。
ああ・・・これこそがシッフォ~ン!

ボリューム感を出して、クリームたっぷりで、ふんわり華やかにしやすいシフォンケーキ。
お店にとっては、かっこうの儲け口。
そう・・・遠目に見た時から、まがい物オーラは感じていたんです。まあ、確認、ですね。