オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2006/03/14 Tue 栄養は人間社会の縮図?

大豆イソフラボンを取り過ぎるなっていわれて、ちょっとした騒ぎになってましたね。
ホルモンのバランスを崩す、恐れがあるとかないとか。
大豆イソフラボンが体にいいっていわれて、強化食品なんかが出始めた時に、警鐘でしょうか?

納豆やお豆腐が、とばっちりをくっているようです。
摂っていい量というのが、やけに少なく、納豆1パック分では既に多すぎるとか。

ところが、これ、実はかなりいい加減な内容でして、日常普通に食べている大豆製品以外の、サプリや強化食品なんかで摂る分についての話なんですよ。
今まで普通に食べている分を、減らす必要は無いんです。
といって、普段の食事での摂取量は、ものすごく個人差があるでしょうに、何故プラスアルファ分の量を、決められるのか、不思議、不思議。

ですから要は、自然界に存在しない、化学的処理を施して作られるようなものを、たくさん摂るなってことだと思うんですけどね。
マスコミは、なかなか、そういうハッキリとした言い方はしてくれない、といいますか、出来ない。

以前もありました。ベータカロチンが癌を抑えるっていわれ、ベータカロチンを添加したものが、出てきたりしましたけど、実は人工的なものでは、かえって癌の発生率を高くしてしまうって。
まあ、この時は、人参なんかの消費量に、影響があったとは聞いてませんが。

いずれにしましても、栄養というのは、自然界からの恵みであって、植物でも動物でも、生き物に内在してこその栄養素。
色々な栄養素や何やらが、複雑に手をつなぎあって、初めて個々の栄養素が活きてくる。
化学的に、人工的に、ある栄養素を単体で作り出したところで、自然界にあるものとでは、働きが同じであるはずがないんです。

人間と同じですよ。
色々な人たちとの関わりの中でないと、結局、個人の力は活かせない。ぽつんと、ただひとりだけ存在していたって、なんの力を発揮できましょうか?

でも社会が、全体よりも個、個、個といった情勢ですから、仕方ないんですかねぇ?
つながりこそが大事だと思うんですけど・・・
って、実生活において、その「つながり」を最も苦手とする私が言うのも、変なんですけど・・・あぁぁ。。。