オーガニック・アートマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2006/06/29 Thu 究極の呼吸術?

今、スピリチュアルな世界のことが、普通に話せるようになってきていますし、身体の重要性についても、非常に関心が高まってきているようですね。
多分、この一見相反する世界のことは、加速度的に広まっていくんでしょうし、広まった先には、この2つの世界が、1つに繋がるはずだと、思うんです。

そこで最も重要な役割を果たすのが、以前から言っていますけど呼吸だと思うんです。呼吸はその両方にまたがって、それぞれに影響を与えていますからね。
ヨガが流行るのも、自然な流れですね。

ヨガがどんな呼吸をしているかは、別としまして、呼吸といいましても、単に大きくとか、深くとかでは足りないと思うんです。
といいますのも、精神や心、感情に繋がる部分なんですから、非常に繊細に扱われるべきだと。

感情の数なんて、数えられるものではありませんでしょ。もちろん大雑把には喜怒哀楽という分け方はできますけど、ほんとに細かく言えば、同じ感情なんてないでしょうから、感情の数はそれこそ無限大。
ということは、呼吸の種類も無限大。

この無限大の種類があるはずの呼吸が、ただ大きくとか、ゆっく~りとか、そんな大雑把な扱いではもったいない。
と言いましても、呼吸法を単に肉体的なアプローチしかしないと、どうしても種類は少なくなってしまうと、思います。
リズムを変えるとか、強さを変えるとか言いましても、所詮、頭で考えて作るわけですから、やはり感情というものに、引っ張ってもらわないと、微妙な変化は作れないと思うんです。

こう考えますと、手前味噌ながら、心の動きを呼吸で表現しようとするマイムは、まさにこの役割を果たせる、究極の呼吸術だと思ってしまうわけなんです。

マイムは人に見せるかどうかは別として、とにかくやったほうがいい。
呼吸をいろいろに扱うことで、自分の精神と身体の結びつきを、より強固なものにしていく。なんて素晴らしいことなんでしょっ、と思うんですけど、どうですか?

あぁ、皆さん、マイムをやったらいいのに。。。