オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

体の固さと、歯車。

マイムに限らず、踊りでもスポーツでも、必ずどこかで壁にぶつかりますよね。

壁という程のものでないにしましても、伸び悩むことは、しょっちゅう。

いろいろな要因があるんでしょうけど、思いますに、一つの大きな要因として、体の固さが挙げれるんではないでしょうか?

いわゆる柔軟性ではありません。

ひと言でいいますと、

動きの連動性の固さです。

例えて言いますと、私たちの体が、歯車で動いているとした場合、

その歯車がどこかで、抜け落ちていたり、

もともとの歯車の数が少なすぎて、安いおもちゃのように、ぎくしゃくとしか動けなかったり、

潤滑油が足りなかったり、

と、こんな状態を、体(動きの連動性)が固いと考えるわけです。

これは、いくら今までの練習を、繰り返していましても、そうそう解決する問題ではありません。

うぅ、残念。。。

もし仮に、これらの問題を全て、クリアしていたとしましても(実際にはクリア出来ていないんですけど)、モーターにパワーがありませんと、エネルギーは当然、弱くなりますし、

といって、モーターのパワーを上げようとすると、途端に歯車がばらばらになってしまい、エネルギーが出せないことも、よくあります。

と、なりますと、上達のために必要なことは何でしょうか?

そうです。
歯車の数を増やし、全てをきれいにつなげ、強いモーターのもと、なめらかに動けるようにすること。

話は簡単ですよね。

私はこれを、体の「本質力」だと思っているんですけど、

体の本質力は、普通、教えてもらえませんし、教えられません。

筋トレやストレッチでは解決しませんし、

ただ呼吸法の練習をしましても、同じことです。


意識の大変換、体の本質力に対する理解が必要不可欠なんです。

このことを欠いたまま、打開策を求め、

他のものに手を出しましても、成果はどれほどのものか・・・

多くの人が、体の本質力に目を向けることを、願って止みません。

掴みづらく、簡単とは言えませんけど、

なにしろ、本質の力なんですから、これをアップさせて、何か具体的な、踊りなり、スポーツなりをしますと、

別世界が開けると思うのです。


皆さんのお手伝いができれば、幸いです。