パントマイムに真摯に向き合って、がんばっている人を見ますと、放っておけなくなってしまうんですよね。。。
マイムには、普通のお芝居とは違う演技術が必要になるんですけど、これを知っているかどうかは、大きな違い。
仮に知っていたとしましても、体現できるかどうかは、また別問題ですし。。。
いい雰囲気でマイムをしている人になればなるほど、
「もっと良くなるのになぁ、、、」
と思ってしまうんです。
知識的にはちょっとしたことかもしれませんけど、そのちょっとが、大きな違いを生むわけですからね。
で、先程も言いましたけれど、知ることと、出来ることとは違いますね。
頭で理解できましても、たいていは身体が拒否をしてしまうんです。
大雑把な言い方をしますと、身体が先走ってしまう。
マイムで必要なことは、意識で身体を動かすことなんですけど、
私たちは日常、無意識で身体を動かしてしまっていますから、
どうしても、舞台上でも無意識で動いてしまうところが出てきてしまうんです。
マイムの演技にとりまして、重要なことは、
『何を意識しなければいけないのか?を正確に知ること』
『動きの全てを意識して行うこと』
正確に知ることは、独学ではまず難しいでしょう。
本当に知っている人に出会うことも難しい気がします。
さらに、動きを意識する際、どういう動きをどう意識出来るようになればいいのか?を、
体現して見せてもらわなくては、困りますでしょ?
それと、そうでない時の動きとの比較も見ないことには、納得できないと思うんですよ。
マイムは得てして、独りよがりになりがちです。
その気になることと、伝わることは別。
といって、マイムは説明ではありません。
説明する必要があることを、説明でないように伝えなければなりません。
それは構成・演出であったり、個々のテクニックであったりするわけです。
私自身にもずっと続く課題ではありますけど、
困っている人、気がついていない人・・手助けさせてもらえるなら、嬉しいですね。