クラス生に最近、おめでたになった女性がいるものですから、ちょっと妊婦さんのエクササイズについて。
そうそう、前にもお話ししましたけれど、JIDAIマイムクラスでは、赤ちゃんを授かる可能性のある既婚女性の
第一子の妊娠率 100%!!!
代謝などが良くなるんでしょうね。
身体の中が元気になりますからね。
まぁ、それはさておき、本題です。
◉高血圧
おなかに赤ちゃんができますと、栄養を送ろうとすることで血圧が少し高めになります。
妊娠後期では、原因ははっきりとは分っていないようですけれど、
「妊娠高血圧症候群」
になる 女性が、1割くらいいるようです。
予防と対策としまして
◎休養と睡眠
◎適度な運動
◎精神安定
を心掛けること。
◉低血圧
おなかの赤ちゃんに血液をたくさん送るために、妊婦さんは貧血になりやすいのですが、貧血と症状は似ていましても、低血圧によるものは注意が必要。
妊娠中期以降は
「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」
に注意。
お腹の重みで子宮の後ろにある、心臓に血液を戻す静脈(下大静脈というヒトの体の中で一番大きな静脈)が圧迫され、体全体の血液の巡りが悪くなって、血圧が低くなってしまいます。
中には嘔吐したり、息苦しさを感じたり、顔面蒼白になって冷や汗がでる人もいるようです。
《妊娠中のエクササイズ》
妊娠中は積極的に運動をしましょう。
☆効果
・腰痛の軽減
・分娩時間の短縮
・産後の回復時間の軽減
・ストレス、うつなどの軽減
・体重のコントロール・・・etc.
◎特に「腹筋」と「骨盤底筋群」を意識した運動は安産のためには大切ですね。
(但し、仰向けは避けましょう。)
JIDAIマイムクラスで行っている、
「会陰から息を吸って、吐いて」
というのはおすすめだと思います。(ゲーゲル練習法に通ずるかしら?)
◎ウォーキングは大切ですけれど、より正しいフォームで行うことが重要ですね。
悪いフォームですとかえって体を痛めてしまいます。
身体重心の位置と股関節の動きを意識しましょう。
できたら、背骨全体(頸椎1番から尾骨まで)がうまく動くといいですね。
これはJIDAIマイムクラスでは必須。嫌というくらい行っていますよね。
◎しっかりと呼吸をしましょう。
妊娠しますとお腹が大きくなるにつれ、横隔膜が圧迫され、呼吸しづらくなってきます。
浅い呼吸になりがちですけれど、ノドやホッペで呼吸した気になるのではなく、しっかりと呼吸のための体幹部分の筋肉(横隔膜以外にもいろいろありますよ)を使って下さい。
これももちろん、JIDAIマイムでは最重要事項ですよね。
◎ストレッチはほどほどに。
妊娠しますと、関節が弛緩していきますから、ストレッチし過ぎになる危険性があります。
関節の安定性が低くなりますと、転倒や捻挫などの危険性が高まりますから、注意しましょう。
◎仰向けでのエクササイズは避けましょう。
仰臥位低血圧症候群にならぬよう、完全な仰向け姿勢での腹筋運動などは避けたほうがいいでしょう。
◎心拍数があまり高くなるようなものは避けましょう。快適な気分でいられる範囲の運動を。
◎血圧が上がるので、バルサルバ法など息を止めるような力みをしないようにしましょう。
JIDAIマイムでは心拍数が高くなるようなレッスンではないにもかかわらず、しっかりと身体を使ったという、心地よい疲労感はありますよね。温泉につかったような感じに近いですね。
ヨガや太極拳的な要素もありますから、身体の内なるエネルギーに良い影響を与えてくれるでしょうし、また感情や心の運動も行うことで、楽しさと精神の安定にも大きく貢献できると思います。
ただ、少しバランスをわざと崩すようなことをすることもありますから(転びそうになるようなものはやりませんけれど)、そんなときはちょっとひと休み。ちょうどいい休憩タイムですね。
JIDAIマイムでは、解剖学的な見地から身体の動きをつくっていきますから、安全かつ効果的。
骨や筋肉、内蔵、時に経絡的なものまで意識して身体を動かす、感じるというのは、生涯に渡って有効ですしね。
逆に、お腹の中に赤ちゃんがいるということは、体の中を意識しやすいですから、JIDAIマイムの中枢をなす「自分の身体を感じる」ということが、行いやすいともいえますよね。
さぁ! 安定期に入りましたら積極的に少しでも毎日、身体を動かしましょうね!
ゆったりぃ~
しっかりぃ~
よ・ろ・こ・びぃ~