自分の身体が体感していることを大事にしたいと思いますし、してほしいと思っています。
何かを習う際、どうしても見た目の形に気を取られてしまいますけれど、
形は身体の中の動きの結果ですから、中の動きの方が大事ですよね。
外の動きばかりになってしまいますと、例えば
「パントマイムは出来ますけど、身体表現は出来ていません。」
といった感じになってしまうのではないかと思います。
これは踊りでも一緒ではないかと思うんです。
「ダンスは出来ますけど、身体表現は出来ていません。」
身体表現が出来ている出来ていないの、明確な線引きは出来ませんけれど・・・
逆に、例えば身体表現ではないヨガ。けれど、ヨガが身体表現になっている人もいると思います。
と書いていて思いましたが、修行を積んだお坊さんは、常に身体表現になっていますね。
社長さんのような人も、大抵そうですね。身体表現になっていますよね。
まぁ、そう考えますと誰でも身体表現しているんですけど・・・
ここでは、日常的なことではなく、マイムやダンスなどの非日常的な動きをしているときに、身体表現になっているかどうか？
を考えますと、身体の中の動きをどれだけ体感しているかどうかが、やはりとても大事なのだと思います。
それは気持ちを込めて動くということと、同じでもあり全く違うことでもあり、話が難しくなってしまうのですが、
まずは気持ちを込めない方がいいかな？と私は思っています。
気持ちを込めるということが、感覚の目を閉じる、あるいは偏ることになりやすいからです。
あくまで、身体の中で現に起きていることを、なんの色眼鏡もかけずに体感することだと思います。
始めは意識的に、やがて無意識でも体感出来るように。
ところで、この意識的に体感するということが、意外に難しいようです。
このあたりのお話、またの機会に。
