分っているような、分っていないような、そんなことって多くありません?
- リラックスと脱力の違い
- 力とパワーの違い
- 柔軟性と、柔らかい動きの違い
- きれいな動きと、美しい動きの違い
- 身体を鍛えることと、使える身体にすることの違い
- お腹に力を入れることや、丹田や軸
- さらに、気持ちを込めても相手に何故か伝わらない表現や、
- 心と身体が一致するとはどういうことかなどなど。
こういったことを丁寧に教えてくれるところって、なかなか無いんですよね。
どうでしょう?皆さんは、こういったことで悩んだり、困ったりしていませんか?
もし困っていないようでしたら、口が悪いですけど、そういったことにきちんと目を向けたことがなく、例えば、ただ指導者のいわれるままにやっているのかもしれませんよ。
いえいえ、本当に困っていない、ということでしたら、それは本当にうらやましい。とても幸せな環境なんだと思います。
私は、器用にそれらをこなせるタイプではなかったものですから、こういったことが、ずっとずっと疑問だったんです。どうにもうまくいかない。。。
そもそも「真っすぐに立つ」ことすら、まるっきり分らない。。。
分ったと思っては、いや何か違う、といったことの繰り返しで。
もちろん、ある程度教えてもらったりもしましたけれど、
どれも外側からの修正なものですから、動き出せばすぐに感覚は違ってしまい、役に立たない。
例えば、お腹に力を入れろって言われましても、どんな姿勢でも入れていられますからねぇ。。。
つまり、ただ筋肉を強くしたり、外側の姿を意識したりしても、実践では使えない。
それを意識していると、動きが悪くなるだけで・・・ですから、もっと良い方法があるはずだと、ずっと模索し続けてきたんです。(今でもまだ続いています。)
けれど、器用に習得出来なかったのが幸いしまして、試行錯誤の経験から、
世間で言われていることの多くは、そのまま聞いてしまうと間違いを犯しやすいことが分ったんです。
例えば先ほどの、「お腹に力を入れる」ですけれど、
これは力を入れることが大切なのではなく、上半身と下半身をきちんと繋ごうとすると、力を入れざるを得ない、ということなんです。
ということは、姿勢を良くする(真っすぐに立つ)ためには、
上半身と下半身をきちんと繋ぐ必要がありますから、お腹に力を入れざるを得ないということであって、
お腹に力を入れたら姿勢が良くなるわけではない、ということなんです。
「お腹に力を入れる」を目的にしてはいけないんですね。手段であり、結果なんです。
何かというと、すぐに腹筋を鍛えましょうといわれますけれど、単に腹筋を鍛えてもあまり意味がないばかりか、悪影響があるのではないかとすら思うんです。
このようなお腹の力の入れ方に始まる、最初に挙げました身体の土台の中の土台のようなことは、気にしないでも済むんですけど、
私のようになかなか納得のいく方法に出会えずに困っている方は多いと思うんです。
また、多くの方が世間一般でいわれるこれらの言葉によって、気が付かないうちに悪影響を受けていることもありますし、私が散々悩み苦しんできただけに、誤解を招く言葉に惑わされないように、と願うばかりです。
それだけに少しでも、私の経験が役に立てばと思います。
正しく身につけることで、今はまだ抑えられてしまっている本当の力を発揮できると思うのです。
力になりたいなと思います。
マイムから心と身体の平和を
オーガニックな(生きた)カラダに http://jidai.mond.jp/