教わる側は、指導者の言葉よりも、
指導者が見せる動き、あるいは、
聞かせる音に
大きな影響を受けます。
例えば、
今月14日発売の武術系雑誌『月刊秘伝 3月号』で
特集であった「丹田」について、
記事を書かせていただいたのですけど、
そこでも、お話しましたように、
私はあまり丹田という言葉で教えていなんですね。
そういった言葉を
ありがたがっても仕方ないから。
丹田が使えているかどうか？が
重要だと考えています。
どれだけ、指導者が丹田の重要性を唱えようと、
その本人が使えていなければ、
教わる側が丹田を使えるようになることは、
ほぼ不可能でしょう。
（他で学べば、別です。）
そして、単に丹田が使えないだけでなく、
指導者の勘違いした身体の使い方が
自然と写っていってしまう！
恐ろしいことだと思いませんか？
動きにしても、声などの音にしても
指導者が生で見せる、聞かせる影響は大きい。
立派な理屈を並べても、
指導者の到達点が、そのレベルに達していなければ、
教わる側が、そんなものかと思ってしまう。
指導者は下手に見本を見せないほうが、
いいくらいだと思うのです。
ですが、
想像を超えたものを提示してあげられれば、
教わる側も、それに対応したミラーニューロンが働いて、
理屈を頭で理解していなくても、
かなりのことが実現できてしまったりします。
言葉は大事ですけれど、言葉だけになってしまうと
悪い意味で宗教的になってしまいます。
どう実現できているのか？
大事にしたいと思ってます。
※ 先日の公演 作品『切（せつ）』の写真です。
公演
５月３１日
『マイミクロスコープ
〜夜のアートマイム劇場〜』
ワークショップ
３月１２日
『立つ・呼吸する』
３月１６日
『声の響きによる心と体のチューニング 〜響声歩き〜』
３月１９日
『原始歩き同好会』
３月２９日
『和の身体』
３月３１日
『バレエ（西洋）の身体』
レッスン
Body,Mind&Spirit
本当の自分の身体は天才だ！
