オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

脳内と実際とのズレ

全くの門外漢である歌をやることで、

いろいろ見えてくるものがあり、
とても楽しい!



今回の気づきは、

脳内と実際の違い

に関することです。



私は、歌っているとき、
こんなことがよくあるんです。


曲の盛り上がりラストの音って、
高いことが多いですよね?

その高い音を、
しっかり出したいわけです。


で、譜面ではその直前の音が 
一つ下がっていたりするんですね。



ところが、私の脳内では
(譜面を知らないために)

下がっているとは、つゆとも思わず、
どんどん高くなり続けている
と思ってしまっているんです。



周りの人に合わせて、
実際にはきちんと下げた音を
出しているにもかかわらずです。

(自分の音と周りの音が
合っているかどうかは分かりますから)




つまり、

ラスト一つ手前の音は、

身体的には出来ているのに、

脳内では、下げていると思っていないため、

ラストの音を

必要より高い音で出そうとしてしまい、

出なくなってしまうのです。




ですから、

一つ手前の音を、

脳内でも
下げていると意識できると

ラストの音は、
きちんと出るんです。



このことを
私が日頃教えているような
身体動作で考えますと、

身体の使い方が上手くない人の

そのワケの一端が、

見えてきます。




ジャンプを例に

見てみますね。



その場でジャンプをポン!と跳ぶには、
跳ぶ寸前、瞬間的に力を抜く必要があるんです。
ですから、だれでも実際には抜いています。


ところが、ところがです…


多くの人が、
ジャンプをするには、
力が必要だと思ってしまうがため、


脳内では、
跳ぶ寸前に力を入れてると思っているんです。


瞬間的に力を抜く必要があるにもかかわらず、
力を入れるべきだと。



けれど、そう思っている人でも、

ポン!とジャンプする際に
膝辺りをよく観察する(感じてみる)と 
抜いていること分かるはずなんですね。

(膝を曲げてジャンプするのではありませんよ。
あくまで、瞬間的にポン!と跳びませんと
分かりづらいかと思います。)




このように、
実際には抜いているにもかかわらず、
力を入れると思っているため、
爆発力が弱くなってしまうんです。


ですから、
抜いているのだと分かりますと、
爆発力が強まります。



気づくだけで、

ジャンプ力が上がるのです。



面白いですよね。


身体が実際にやっていることと
脳内での認識がズレていることがあるんです。


そのズレを無くすだけで
パフォーマンスが上がってしまう。


いろいろな場面で見られそうですね。





次回公演

6月30日(日) @シアターX(カイ)














ワークショップ


2月10日 

『脚をシャープに柔らかく使いこなす〜蹴る動作から〜

https://www.facebook.com/events/398832460889087/



2月16日 

『美しい背中は肩甲骨から』@hana

https://www.facebook.com/events/471882326670773/


2月17日 

『原始歩き&アーシング




2月17日 

体幹力と脚の螺旋運動

https://www.facebook.com/events/302131610304505/



2月17日 

『トーラス呼吸〜エネルギーワーク〜

https://www.facebook.com/events/543033932827608/



2月24日 

『声(音)を身体に響かせる 丹田(上中下)編




3月3日
 

『パンチ・突き・手刀 〜力まない腕・肩〜

https://www.facebook.com/events/239087940350448/



3月9日 

『バレエ(西洋)の身体

https://www.facebook.com/events/369515413859845/



3月17日
 

『膝の力みと恐れ 〜重力を推進力に変える〜

https://www.facebook.com/events/656153821466904/






3月24日 

『エネルギーと脱力 〜響声を活用して〜

https://www.facebook.com/events/748732082165087/





レッスン


Body,Mind&Spirit 

本当の自分の身体は天才だ!







マイムから心と身体の平和を


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