オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

姿勢

人は、重みのあるところに目が向く 前編

私はずっと「エネルギー」という言葉を使ってきていますけれど、 抽象的ですよね。 第一弾著書『筋力を超えた張力で動く』では 川の流れとその水量に喩えました。 最新版である『再創造する天性の動き』では「重さ」を使ってお話しました。 「気」と似ている…

腰を「ひねる」は良いか?悪いか?

背骨に螺旋エネルギーを生み出せるかどうか? 私は非常に重視していまして、 けれど、これがなかなかに難しいんですね。 日本人としての和の身体だからなのか? それとも、西洋様式で生活している現代人だからなのか? そこははっきりしないのですけど、 上…

力みをどう解消していくか?

すぐに肩が上がってしまう、肩に力が入ってしまう。 といった力みは、指摘されますと、本人も大抵は分かりますよね。 それでも、なかなかその癖は抜けないわけですけど、 それはさておき、 肩以外の力みは、指摘されても分かりづらいもので、 だからこそ、厄…

止まっていられない人は、動けない!?

身体表現においては、動くことと同じか、それ以上に 止まっていられることが重要なんです。 「止まる」というよりも、「止まっていられる」です。 止まっていられない人は、動けません。 もちろん、生活が出来る出来ないという意味では動けるんですよ。 けれ…

背骨ってどこだか分かりますか?

前回、背骨のお話をしましたけれど、 背骨と聞いて、意識する場所ってどこになりますか? 一般的には背中だと思うんです。 触れますしね。 けれど、大事なのはお腹側なんです。 背中側は背骨の後ろ側になります。 お腹側といいますのは、背骨の前側になりま…

背骨を長く使う

力を出すにあたって、背骨を長く使う というのは、 とても重要な要素なんです。 多くの人は、つい背骨を短くしてしまう。 これを別の言い方にしますと、 多くの人は力を出そうとして、筋肉を縮めてしまう。 本当は筋肉を伸びやかに使いたいんです。 もちろん…

自然な動きをする人型ロボットを作るように?

頭・思考が先行してしまいますと、 身体の自然な動きが阻害されるんですよね。 これは、難しいお話ではなく、 例えば、 両足で普通に立っている状態から、 片足を上げて下さいと言われても、 どの方向にどれくらい上げるかは、ともかくとして 普通は上げられ…

社会生活が長過ぎて、すっかり忘れてしまった心地よさ?

心地よく動けたらいいですよね? けれど、その心地よさの感覚が狂っていたらどうでしょう? 狂っているとまでいかずとも、よく知らなかったらどうでしょう? 私は今でこそ、気持ち良さの大事さを訴えていますけれど、 (第三弾著書『再創造する天性の動き』…

能とウェイトリフティング 

良い姿勢として、 バレエと日本舞踊や能の姿勢の違い。 前回からの続きですが、 前回の写真、相当な衝撃だったと思うんです。 『姿勢の評価、何が正しいのか?』 いわゆる良い姿勢の評価ポイントを基に、 あの姿勢を修正・矯正するのは良いことなんでしょ…

姿勢の評価、何が正しいのか?

姿勢のお話、前回の続きです。 バレエでは、物の見事に横から見て垂直! (特に写真は載せませんので、気になる方は調べてみて下さいね。) 多くの人が、良い姿勢の見本にする姿勢です。 ところが、日本舞踊や能では基本姿勢が違うんです。 まずは、能の方の…

正しい姿勢の評価ポイント、本当?

このところ、改めて姿勢について考えを巡らせております。 良い(正しい)姿勢の評価ポイントって、聞いたことありますか? 私の記事に辿り着く方の多くは、ご存知かと思いますが、 概ね、横から見て 「耳の穴・肩・股関節・くるぶし」 が垂直(鉛直)線上に…