オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

目を開けたままで。

皆さん、ご自分の呼吸をを感じようとしますと、目をつむった方が、感じやすいですよね?

余計な外部の情報をシャットアウトした方が、集中出来ますものね。

内面を見つめようとする時も、やはり目をつむりますよね。

あるいは、暗い部屋であるとか、一人きりになるであるとか、いずれにしましても、

外との関係を切ってしまう。

これを瞑想と呼ぶとしまして、たとえば、うるさく、きれいでもない所で、目を開けたまま瞑想出来ます?

外との関係が切れない状態での、瞑想・・・

う~ん・・・

ですよね。

けれど、私、思いますに、私自身も含めまして、これこそ、人生で最も身に付けるべきテクニックではないかしら?

世の中、処世術だとか、成功術だとか、表面的な自分らしさ演出術みたいなものが、多く出回っていますけど、これらは、みんな他との比較という点では、同じだと思うんです。

瞑想といいますのは、絶対の自分が唯ひとり、宇宙も何も無い、自分が全宇宙である状態だと、思いますので、これらとは、全く異なる地点に立っている状態。

おそらく瞑想にも、浅い深いはあるでしょうけど、外との関係が切れない時でも、常に瞑想モードのスイッチは、オンの状態にしておくことが、大切なんだと思うんです。

そりゃぁ、道路を横断している時に、深い瞑想状態に入ってしまっては、危ないですけど・・・

日常、いつも、目を開いたまま、外の音を聞きながら、匂いを感じつつ、人と話をしながらでも、瞑想スイッチがオンになっている人が、増えてきますと、なんだか、世の中、変わってくる気がします。