オーガニック・アートマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

足首からリラックスを!

さて、いきなり質問です!

あなたは不安があるときと、安心しているときと、どちらの方がリラックスできますか?

・ ・・何をバカな質問を、、、ですよね。

では、足元が不安定なときと、足元が安定しているときとでは、どうですか?

・ ・・はぁ、、、またバカな質問を。。。ですね。

では、ではぁ、土台が地中に埋まっているものと、土台が地面の上に乗っかっているものとでは、
どちらが安定していますでしょうか?


・ ・・そうですよね、地中に埋まっている方が、安定していますよね。

で、ここからが大事なところです。

私たちは大抵、2本の足で立っていますけれど、
普通に考えますと、2本足といいますのは、とっても不安定ですよね。

不安定ですとリラックス出来ませんでしょ?
つまり筋肉はいつも緊張状態にあるわけです。
となりますと、呼吸だって自ずと浅くなりますよね。


多くの人は、この状態で毎日を過ごしているんです。あまり、いい気分ではないですよね?
(気が付いていないかもしれませんけど、普段の精神状態や性格だと思っているものが、
実はこういう体の状態が引き起こしていることもあるんですよ。


では、その足元を安定させるにはどうしらいいの?ということになりますけれど、
これが先程の「地中に埋まっている方が」に繋がってくるんですね。

と言いましても、実際に足を地中に埋めてしまうわけにはいきませんね。

これは、体感しませんとちょっと分かりづらいかもしれませんけど、
自分の体の重力線(体重を矢印で表す感じです)が地面のところで終わっているか、それとも、地中まで行っているか、
と考えてみてもらえますか?

この矢印が深ければ深いほど、安定してくる・・・

例えば、ちょっと押すとすぐよろけてしまう人と、そうでない人といますけど、それは単に体重だけの問題ではないんですね。
矢印がどこまで行っているか?なんです。

この矢印を地中深くまで伸ばすのに、最も大事で効果を挙げやすいのは、体のどの部分だと思われます?

・ ・・足首なんです。
(と、私は考えています・・・ちょっと弱気。。。)

2本足で立っている、その一番地面に近い関節、足首は非常に大事なポイント。
体は全てこの足首の上に乗っかっているわけです。

足首というクッションが固いと重力線の矢印が地中に入いり込んで行きづらいんです。

最近JIDAIクラス生になってくれた人が、先日の呼吸クラスで、
足首と足の裏だけをほぐした状態で立ってみてもらったところ、
この矢印が地中に入いっていることをよ~く感じてくれていました。


「安定感が違う。」と。

クラスでのほぐし方は、ほんの数分、難しくはありませんけど、ちょっとだけ特殊なやり方です。

けれど、みなさんもご自分なりに、ちょっとほぐしてみて下さい。
うまくほぐせますと、立っている時の感じ、気持ちいいと思いますよ。
お試しを!