体を鍛えるといいますと、大変なこと、つらいことをやらなければ鍛えられないのでは?と思ってしまいますよね。
ですから、何を目的に体を鍛えようとされるのかは分りませんけれど、長い時間、あるいは長い距離を走ってみたり、重量の重いものを持ち上げられるようにとジムでマシーントレーニングをしてみたり、そこまでいきませんでも、腕立て伏せや腹筋をしてみたりということになると思うんです。
そう・・・速く!重く!強く!そして、我慢!
の世界ですね。
心臓がバクバクしたり、筋肉痛になったり、汗がダラダラと流れたり、あともうひと踏ん張りっ!・・・そうなることで、より鍛えてる~っ!って感じになりますよね。
一方で、そういうことが辛いので、体を鍛えるということなんてしたくないわ、という人もいますよね。
私はどちらかといいますと、その感じがありますね。
辛いのは好きではありません。。。
ですから、どう動くのが一番効率が良いのか?
を考えてみるのはいいと思いませんか?
あるいは、同じ1回の腕立て伏せでも、より効果的にするにはどういう姿勢が良いのか?
ということを考えてみる。やってみる。
これらは肉体を使うというよりは、むしろ頭を使う作業。神経を働かせる作業になりますね。
これをしていきますと、結果、変に筋肉が太くなったりすることなく、速く動けるようになります。力も強くなります。
女性向きかもしれません。
もちろん、単発での筋肉運動としての筋力は、筋肉の断面積に比例しますから、そういう意味では筋力はその程度です。
ですけれど、筋トレではなく、実際の運動では全身が協同して動いていますから、単発での筋力の強さがそのまま総合的な力として発揮されるわけではありませんでしょ。
(むしろ、筋トレだけをしていますと、総合的な運動力は落ちてしまうんですよ。)
筋トレや、ランニング、ジョギングは注意していませんと、ただ肉体を使っているだけの状態になってしまいます。アドレナリンのせいで達成感も生じてしまいます。頑張っている自分に酔ってしまいかねない・・・
ランニングは一見手軽ですけれど、膝への負担は相当です。
歩いている時の負担の5~8倍といわれているんですよ。
それを長時間・・・
あまりハードなことをして、体を壊さないように注意して下さいね。
で、ランニングやジョギングでありましても、その一歩一歩がどんな動きになっているかを、繊細に感じ取ってコントロールしていくことを大切にしてみて下さい。
ストレッチでもいいますでしょ?
「伸ばしている筋肉を意識しなさい」って。
ただストレッチをするよりも、どこの筋肉をストレッチしているかを意識しながらのほうが、効果が上がるんです。
同じなんですよ。
むしろ走る練習をせずとも、速く走れるようになれる、そんな練習を意識してみてはいかがでしょう。
世界レベルのアスリートでない限り、そんなに自分を追い込むようなトレーニングをせずとも、十分な身体能力は鍛えられるんですよ。
ちなみに私JIDAIはそうやって、10年、20年前よりもはるかに身体能力は上がっていますし、これからもまだまだ上がる予定です。
肉体と共に神経系の発達にも目を向けてみて下さいね。