よく、ストレッチなんかで、「伸びているところを、よ～く意識してぇ～」って、言いますけど、意識を持って行く、ただそれだけで、筋肉が収縮してしまうものらしいですよ。
これは、生物としての反射みたいなものでしょうから、弛めたいところに意識を持って行かない方がいいみたいです。
それに、そもそもストレッチでは筋肉は、弛められないようですしね。
肩凝り、腰痛をはじめとして、筋肉が張っているとき、ぐ～ぅっと伸ばしたり、揉んだりしますでしょ？
けれど、まずもって良くはならないですね。
人にやってもらったりなんてしますと、かえって「揉み返し」や引っ張られ過ぎで、さらに症状が酷くなってしまう・・・なぁんてことも。
揉み返しって、要は内部組織が痛めつけられたということですから、そんなことを繰り返していますと、
どんどん、どんどん、
筋肉は固くなり、状態は悪化するわけです。
ストレッチも決して筋肉を弛めるわけではなく、腱を伸ばしているようなもの。
腱と筋肉、どちらが強いかといえば、筋肉ですよね？太さが全然違いますもの。
その腱と筋肉を同時に引っ張って、どちらが先に伸びるか？といえば、弱い腱。
（ヨガをやっているために、筋肉は固く弾力がなく、腱は伸び過ぎて、という人がいるという話を、整体系の先生から聞いたことがあります。もちろん、ヨガがいけないということではなく、そういう可能性があるということです。）
ストレッチをすると筋肉が柔らかくなるイメージがありますけど、気を付けないといけませんね。
そもそも、筋肉が弛むとどんな気持ちになると思います？
そうです、「りらぁ～っくす」ですから、気持ちよ～くなって、眠気が生じるような状態だと思いません？
頑張ってはいけないんですね。伸ばしているところを、意識しながら、一生懸命に「ふーっ、ふーっ」って息を吐きながらストレッチするのは、どうも、望む結果とは、真逆の方向に努力しているようなもののようです。
だんだん眠たぁ～くなるようなものをやった方が、いいんじゃないかしら？
筋肉が弛みますと、身体が
ずどぉ～ぉん
と重たく感じられ（身体自体の重さが感じられ）、けれど気持ちは
ふぉわ～～～ぁ
・・・幸せな感じですよ。和らぎましょぅ。
