ボディワーク
エネルギーを通すって、どういうことでしょうね? 私は、流れが止まらないことというのは重要なポイントだと思うんです。 レッスンの場では、しばしば壁を押してもらうことがあるんですけど、 (マイムの見えない壁ではなく、リアルな壁ですよ 笑) エネルギ…
身体は硬いのは良くない。 柔らかい方が良い。 本当にそうでしょうか? いえ、まぁそうですよね。 基本的には、そうだと思います。 けれど、以前、治療家(施術家)の方から聞いたお話がありまして、 それは、ヨガなどをしている人で、 筋肉が硬く、靭帯が伸…
動きが良くなったらいいな。 そう思う人は多いと思うんです。 そもそも、この記事を読んで下さっているのは、 動きに興味がある方ですものね。 私の著書でも『動きの天才になる』が一番人気があるようで、 やはり動きを良くしたい人は多いのだと思います。 …
発声ですと分かりやすいのですけど、動きであっても、 自分がどんな声になるのか、どんな動きになるのか?を あらかじめ決めてしまわない って、意外に大事なんです。 まず声のお話から。 発声のワークを提供し始めてからもう10年くらい? 当初から、身体の…
身体の使い方を良くしていく際、 言語化、分析の力は非常に重要なことだと思います。 オリンピック金メダリストを生み出したコーチも、 その重要性を説いているようですね。 で、そうなりますと、なんだか私たち一般人とは別世界の話でしょ? となってしまう…
身体の使い方の質を高める必要があるかないか? 私は、どちらでも構わないと思っているんです。 え!?? って、感じでしょうか? 確かに、ここではいつもずっと身体の使い方を良くしましょうといったお話をしています。 けれど、それはあくまで良くしたいと…
筋力があっても柔軟性があっても、 エネルギーの通し方を掴めないと、出来ないことがあるんですよね。 日本舞踊を習い始めてしばらくした頃ですけれど、 ある腕の動きと言いますか、形が出来なかったんです。 全く出来る気がしない感じだったんです。 先生も…
身体の使い方は正解があるような、無いような、 分かりづらいところがありますね。 私は基本、有効かどうか?という考え方でして、 「和の身体/西洋の身体」というのも、 有効に働かせられるかどうかが重要であって、 囚われてどちらかしか認めないとか、良…
身体の使い方を良くしていく際に、 相手を力感なく押したり倒したりといったものがあります。 こういった他者になんらかの作用を及ぼす行為は、 結果が分かりやすいく、楽しさがありますよね。 ですから、古武術的なものや合気道のようなものは、 他の武道系…
自分のエネルギーの通りを実感出来るようになると、 モノを見る目・感覚が変わります。 変えようと思うかどうかとは無関係に。 体の動きを良くしていくとき、エネルギーに目を向けるとは、 物理的な動き方だけではないからですね。 以前、〇〇のインストラク…
軸って、どうされてますか? 踊りや武道では軸のことは言われると思いますけれど、 一般的なスポーツではどうなんでしょう? 背筋を伸ばしてとか、真っ直ぐにとか そんな言葉で言われることもあるかもしれませんね。 私自身、以前はそうでしたけど、 体の中…
筋トレやストレッチという考え方でトレーニングをしない。 自分自身も生徒さんにも、基本こういった姿勢でやってきています。 本でしか私のことを知らない場合は、いくらかの誤解はあるようですけど、それはそれとして、 レッスンの場で、私が生徒さんをどう…
力を使わないで、人を倒せたり、パワーが出るといったタイプのものに傾倒する人の中で、 一定数、本当はそういうことをやらない方が良い人がいます。 むしろ、夢中で力を振り絞らざるを得ないようなことをした方が良い。 逆に、いつも交感神経優位なパワー大…
私の記事を読んでくださる方は、身体の使い方に興味のある方がほとんどではないかと思います。 身体の使い方で最も大事なことは、「立つ・歩く」の質を上げることだと思うんですね。 身体関係のことをされている方は、ほぼ誰でも同じだと思います。 けれど、…
新しいクラスが出来ました。 「日曜特別クラス」 特別感がありますでしょ?(笑) はい!実際、特別なんです(真剣!) この特別クラス開講の経緯ですけれど、 ひと言で言ってしまいますと、 継続して受講したほうが絶対に身になるから!です。 私がお伝えし…
前回、声帯(音程)のコントロール力が上がったのは 解剖学的な理解が進んだからというお話をしました。 同時に、体感がないと使えないといったことも。 けれど、そういったこととは、また別の意味で、 解剖学的なことをどれだけ熟知しても、 動きが良くなら…
レッスンをしていますと、どうも多くの人が 「しなる」動きが苦手なように感じるのですけど、 これを読まれている方は、どうでしょうか? 「しなる」と似た動きに「曲がる」があります。 「しなる」と「曲がる」・・・似ているけれど、全く違うもの。 「しな…
身体の使い方を指導する中で、何が難しいかといえば、 目には見えない内側の動きを、生み出せるようになってもらうこと。 しかも、この難しさは、そもそも 内側の動きって何? と、多くの方にとっては、未知のものということがあるんですね。 ひと頃、インナ…
体幹と末端(手先・足先・頭)の関係性、なかなか難しいですね。 体幹から動いた方が良い。いや、末端から動いた方が良い。 という問題ではありませんで、 そもそも、体幹と末端が結びついていない、という問題です。 いえ、全く結びついていないということ…
動く際に、音が大事だと以前からお伝えしています。 例えば、真っ直ぐに伸ばした左腕を真横に上げる(真下に下げているところから)、とします。 これ、どんな風に上げますか? まずは実際にやってみて下さい。 そして、どんな風に上げたかを、私に説明して…
発声に関する重要なことを発見し、声の上級編ワークでお伝えしてきたのですが、 ここにきて、また一つ大切な気づきがありました。 このワークにはプロの声楽家の方が複数名参加されていまして、 内容に対しては絶賛していただいており、 ある声楽家の方は、…
身体が勝手にやってしまうことを、抑えるのはかなり大変なことです。 ところで、なぜ、身体が勝手にやってしまうのでしょう? それは、必要だからですね。 その人の身体の使い方にとっては、必要なことをやっているんですよね。 もちろん、全くの無意識です…
以前に室伏広治氏の「紙風船トレーニング」のお話をしました。 (『室伏広治氏の紙風船トレーニング』) 膨らました紙風船を、両手で思い切り潰そうとしながらも潰さずに持ったまま、 腕の位置を変えたり、体を動かしたりする体幹トレーニングです。 クラス…
結果を気にし過ぎてはいけない。 出来る出来ないを気にし過ぎてはいけない。 と耳にすることありますよね? けれど、結果や出来る出来ないは大事だと思うんです。 私はクラスで取り上げる動きについて、 「出来る出来ないではない」と言うことがよくあるんで…
「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉、ご存知ですか? 私はつい先日、初めて知りました。 精神科医であり作家である帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)氏の著書 『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』(朝日新聞出版) を、偶然知った…
私のレッスンを受講すると、今までなったことのない場所が筋肉痛になる。 そんな人が多いんですけど、それは筋肉痛に視点を当てるのではなく、 「新しい神経回路をしっかり使った痕跡」として捉えるといいんですよね。 本当は動けるはずの身体を、無意識で横…
脚力があることと、踏む力があることと、同じように思われることが多いかと思います。 昔の私でしたら、同じだと思ったと思います。 けれど、これ、違うんです。 脚力がありましても、踏めなかったりするんです。 ? どういうこと?? と思われますよね。 脚…
呼吸が大事とはよく言われます。 けれど、どうするのが大事にすることなのか? 意外に難しかったりするんですよね。 呼吸、大きく吸って大きく吐けばいいのでしょうか? 仮にそうだとしましても、 いつでも大きくなんて、出来ませんよね? エクササイズのよ…
「踏む」というのは、実は意外に難しい行為なんです。 体幹を鍛えましても、踏めませんと体幹の筋力がアップしただけになってしまう。 いえ、そればかりか、 体が硬くなって動きの質を落としてしまいかねないんです。 「体が硬くなって」と言いますのは、柔…
プロボクサーとして約10年活躍した方の立ち合いの元、 プロボクサーを目指している10代前半の若い男の子の 指導をさせてもらっています。 基本的には(普段は)その元プロの方が、その男の子を指導しているので、 私はどちらかといえば、 その元プロの方に向…