オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

スポーツ全般

居心地の良さは大事だけれど・・・

力を使わないで、人を倒せたり、パワーが出るといったタイプのものに傾倒する人の中で、 一定数、本当はそういうことをやらない方が良い人がいます。 むしろ、夢中で力を振り絞らざるを得ないようなことをした方が良い。 逆に、いつも交感神経優位なパワー大…

土台の動き・複雑な動き〜身体の使い方を良くする秘訣〜

私の記事を読んでくださる方は、身体の使い方に興味のある方がほとんどではないかと思います。 身体の使い方で最も大事なことは、「立つ・歩く」の質を上げることだと思うんですね。 身体関係のことをされている方は、ほぼ誰でも同じだと思います。 けれど、…

なぜ特別クラス?

新しいクラスが出来ました。 「日曜特別クラス」 特別感がありますでしょ?(笑) はい!実際、特別なんです(真剣!) この特別クラス開講の経緯ですけれど、 ひと言で言ってしまいますと、 継続して受講したほうが絶対に身になるから!です。 私がお伝えし…

体感と解剖学、そして発想。

前回、声帯(音程)のコントロール力が上がったのは 解剖学的な理解が進んだからというお話をしました。 同時に、体感がないと使えないといったことも。 けれど、そういったこととは、また別の意味で、 解剖学的なことをどれだけ熟知しても、 動きが良くなら…

あなたは しなる?曲がる?

レッスンをしていますと、どうも多くの人が 「しなる」動きが苦手なように感じるのですけど、 これを読まれている方は、どうでしょうか? 「しなる」と似た動きに「曲がる」があります。 「しなる」と「曲がる」・・・似ているけれど、全く違うもの。 「しな…

内側から動くって?

身体の使い方を指導する中で、何が難しいかといえば、 目には見えない内側の動きを、生み出せるようになってもらうこと。 しかも、この難しさは、そもそも 内側の動きって何? と、多くの方にとっては、未知のものということがあるんですね。 ひと頃、インナ…

体幹と末端の接続部分、力抜けていますか?

体幹と末端(手先・足先・頭)の関係性、なかなか難しいですね。 体幹から動いた方が良い。いや、末端から動いた方が良い。 という問題ではありませんで、 そもそも、体幹と末端が結びついていない、という問題です。 いえ、全く結びついていないということ…

本当の質の上げ方

質と量・・・質は大事ですけど、量をこなさなくては使い物にならないんです。 丁寧に行なって、だから高い質で動ける。としましても、 それは、趣味でしかありません。 ごくたまに、手の込んだ料理を作り、素敵なセッティングで用意し、 けれど、材料費、か…

自分で作ったイメージに閉じ込めたまま動いていませんか?

動く際に、音が大事だと以前からお伝えしています。 例えば、真っ直ぐに伸ばした左腕を真横に上げる(真下に下げているところから)、とします。 これ、どんな風に上げますか? まずは実際にやってみて下さい。 そして、どんな風に上げたかを、私に説明して…

土台の扱い、要注意!?

発声に関する重要なことを発見し、声の上級編ワークでお伝えしてきたのですが、 ここにきて、また一つ大切な気づきがありました。 このワークにはプロの声楽家の方が複数名参加されていまして、 内容に対しては絶賛していただいており、 ある声楽家の方は、…

身体の声なんか聞くな!? 

例えば、ほぼ料理経験がなく、味覚も特に優れているわけではない人が、 料理をするときに、まずはレシピ通り作れ! と思うんです。 野菜の声なんて聞いてる場合じゃない! と思うんですよね。 野菜の声が聞こえるようになるには、 経験や知識が必要ですよね…

個人レッスン 課題解決のための提案

個人レッスンを進める中で特徴的なことは、 その人の実現したいことを聞き、理解し、 現状どうやっているかを観察し、 どんな問題を感じているか?を聞き、私の観察の結果と照らし合わせて、 ではこうしてみたらどう? こういう考え方をしてみたらどう? と…

脳を使わない自然な動き?

身体が勝手にやってしまうことを、抑えるのはかなり大変なことです。 ところで、なぜ、身体が勝手にやってしまうのでしょう? それは、必要だからですね。 その人の身体の使い方にとっては、必要なことをやっているんですよね。 もちろん、全くの無意識です…

室伏広治氏の紙風船トレーニング 2

以前に室伏広治氏の「紙風船トレーニング」のお話をしました。 (『室伏広治氏の紙風船トレーニング』) 膨らました紙風船を、両手で思い切り潰そうとしながらも潰さずに持ったまま、 腕の位置を変えたり、体を動かしたりする体幹トレーニングです。 クラス…

認知のズレが原因なわけですから・・・

結果を気にし過ぎてはいけない。 出来る出来ないを気にし過ぎてはいけない。 と耳にすることありますよね? けれど、結果や出来る出来ないは大事だと思うんです。 私はクラスで取り上げる動きについて、 「出来る出来ないではない」と言うことがよくあるんで…

教えることがもう無い中で

もう何も教えられることない・・・ 何をしたらいいんだろう・・・ と思いながら、出向いているボクシングの個人レッスン。。。 まだ10代前半の若い子を、元プロボクサー立ち会いの元でレッスンして すでに9回。 当初は力の効果的な伝え方、作り出し方や パン…

全身運動、それは新しい自分であり、本来の自分ですね。

私のレッスンを受講すると、今までなったことのない場所が筋肉痛になる。 そんな人が多いんですけど、それは筋肉痛に視点を当てるのではなく、 「新しい神経回路をしっかり使った痕跡」として捉えるといいんですよね。 本当は動けるはずの身体を、無意識で横…

脳のシンクロ、起こせるスペース

目と目を見つめ合うと、お互いの脳がシンクロするらしいんです。 そのような研究があるんですね。 授業中の先生と生徒の脳にも、やはりシンクロが起きていて、 シンクロ率が高いほど、授業内容の理解度が高いと。 こういった脳の研究から、思ったことがあり…

脚力が強くても踏めない!?

脚力があることと、踏む力があることと、同じように思われることが多いかと思います。 昔の私でしたら、同じだと思ったと思います。 けれど、これ、違うんです。 脚力がありましても、踏めなかったりするんです。 ? どういうこと?? と思われますよね。 脚…

人は、重みのあるところに目が向く 後編

前回からの続きです。 (『人は、重みのあるところに目が向く 前編』) 重みのあるところに目が向くというのはどういうことか? 例えば、面と向かって話をしている人が、 こちらに目は向けているけれど、 見ていないなと思ったことはありませんか? これは、…

しっかり呼吸すると緊張する!?

呼吸が大事とはよく言われます。 けれど、どうするのが大事にすることなのか? 意外に難しかったりするんですよね。 呼吸、大きく吸って大きく吐けばいいのでしょうか? 仮にそうだとしましても、 いつでも大きくなんて、出来ませんよね? エクササイズのよ…

人は、重みのあるところに目が向く 前編

私はずっと「エネルギー」という言葉を使ってきていますけれど、 抽象的ですよね。 第一弾著書『筋力を超えた張力で動く』では 川の流れとその水量に喩えました。 最新版である『再創造する天性の動き』では「重さ」を使ってお話しました。 「気」と似ている…

「踏む」って、実は難しい!?

「踏む」というのは、実は意外に難しい行為なんです。 体幹を鍛えましても、踏めませんと体幹の筋力がアップしただけになってしまう。 いえ、そればかりか、 体が硬くなって動きの質を落としてしまいかねないんです。 「体が硬くなって」と言いますのは、柔…

腰を「ひねる」は良いか?悪いか?

背骨に螺旋エネルギーを生み出せるかどうか? 私は非常に重視していまして、 けれど、これがなかなかに難しいんですね。 日本人としての和の身体だからなのか? それとも、西洋様式で生活している現代人だからなのか? そこははっきりしないのですけど、 上…

ボクシングのレッスンが出来るのか?

プロボクサーとして約10年活躍した方の立ち合いの元、 プロボクサーを目指している10代前半の若い男の子の 指導をさせてもらっています。 基本的には(普段は)その元プロの方が、その男の子を指導しているので、 私はどちらかといえば、 その元プロの方に向…

力みをどう解消していくか?

すぐに肩が上がってしまう、肩に力が入ってしまう。 といった力みは、指摘されますと、本人も大抵は分かりますよね。 それでも、なかなかその癖は抜けないわけですけど、 それはさておき、 肩以外の力みは、指摘されても分かりづらいもので、 だからこそ、厄…

体幹トレーニングを無駄にしないために

体幹トレーニングが流行りだしてから随分経ちましたね。 スポーツ選手が強くなったり、復活活躍しますと、 「体幹を鍛えた」がセットになって報道されるような印象がありますけど、 どうですか? こういった報道が繰り返されますと、 体幹を鍛えれば、色々と…

見方が変わると身体も変わる!?

身体の裏と表を意識的に使えるといいのではないかと思うんです。 (『身体の表と裏』) これは「跳ねる身体」と「落下する身体」にも通じるところがあるのですけど、 ものすごーく大雑把に言いますと、 裏は「跳ねる身体」で、表は「落下する身体」 そうそう…

素人になれますか?

セミナーやワークショップに参加し、何かを学ぶ際、 何が重要か? こんな質問を受けたら、あなたなら何と答えますか? ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、 先日、 【トレーナー&施術家 真剣!しゃべり場】 というイベントが、 「おくがわ整体院」の…

室伏広治氏の紙風船トレーニング

ハンマー投げの室伏広治氏の紙風船トレーニングのお話、聞いたことありますか? 私は昨日クラス生から教えてもらったんですけど、 スピードスケート五輪金メダリストである高木菜那選手が、 北京冬季五輪に向けてのトレーニングを室伏広治氏から受けていたそ…